警察へ提出する告訴状は

 

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神野行政書士事務所 

 

ただし、検察庁へ提出する告訴状については扱っておりません。


 告訴とは、犯罪の被害者その他一定の告訴権者が捜査機関に対して犯罪事実を申告し、犯人の処罰を求める意思表示です。

 

 犯罪捜査規範第63条は管轄区域内の事件であるかどうかを問わず受理しなければならない。と規定されている。

 

 告発とは、告訴権者と犯人以外の者が捜査機関に対して犯罪事実を申告して犯人の処罰を求める意思表示です。


●親告罪を設けた趣旨はなんでしょうか。

①罪質が軽微であるためいちいち国家が犯罪として取り上げる必要がない。(器物損壊罪・名誉棄損罪・侮辱罪等)

親族間の事件に国家権力が介入する必要はない。

被害者の意向を無視して訴追すれば被害者に重大な不利益が生じるおそれがある。(強姦罪・強制わいせつ罪等)

   などの理由からです。

 

●巡査の警察官は告訴状を受理できますか。

   出来ません。

 犯罪捜査規範第63条には、司法巡査は告訴をする者があったときは直ちに司法警察員たる警察官に移さなければならない。と規定しています。 

 

●告訴は代理人によってすることができますか。

   できます。

 刑訴法第240条には、告訴は代理人によりこれをすることができる。とされています。 

 

●告発は代理人によってすることができますか。

 出来ません。条文にできる旨の記載はどこにもありません。 

 

●告訴状の受理

 告訴は、刑訴法で認められた被害者の権利であり、要件を満たした適正な告訴であれば警察はこれを受理する義務がある。 

 適正な告訴の要件は何かというと

告訴権を有すること

②公訴の時効が完成していないこと

親告罪の場合は、告訴期間内であること

親告罪の告訴の場合は、取消後の再告訴でないこと

犯人の処罰を求める意思表示であること

犯罪事実が特定されていること

   が必要です。

  

●告訴権者にはどういう人がいますか。

①被害者

②被害者の法定代理人(親権者など被害者の意思とは無関係に告訴できる)

被害者が死亡した場合、被害者の配偶者、直系親族、兄弟姉妹が告訴権者になる。

死者に対する名誉棄損については死者の親族、子孫が告訴権者になる。

親告罪につき告訴できる者がいないときは、検察官が指定した者がなる。

 

●告発権者にはどういう人がいますか

①何人も犯罪があると思料するときは告発することができる。

国家公務員、地方公務員はその職務を行う上で犯罪があると思料するときは告発しなければならない。

 

●告訴告発の方式・手続き

①告訴・告発は、書面・口頭のどちらでもよい。

受理機関は、検察庁か司法警察員以上の警察官にする。

検察官・司法警察員とも調書を作成しなければならない。

司法警察員は関係書類および証拠物を速やかに検察官に送付しなければない

親告罪は、犯人を知った日から6か月以内に告訴しなければならない。

非親告罪についての告訴期間の制限はない。

告訴の取消は、起訴があるまでは取り消すことができる。

告訴を取り消した者は再告訴できない。

 

●告訴事実記載上の留意事項

1 構成要件を分析すること。

 告訴事実を書くにあたっては、まず、その事実が何罪にあたるかを考えその構成要件を分析してこれに該当する事実を誤りなく記載する。

 

 2 六何の原則又は八何の原則をわすれないこと

何人が・・・・犯罪の主体

②何人と共に・・共犯(共犯の場合は、親告罪にならない場合がある)

何故に・・・・犯罪の動機、原因

何時・・・・犯罪の日時

何処で・・・・犯罪の場所

⑥何人に・・・・犯罪の客体

⑦どんな方法で・・犯罪の手段・方法

何をしたか・・・犯罪の行為と結果

 

3 証拠に基づいて事実を簡潔に書くこと

  証拠がなかったら依頼人を疑え。誣告、中傷を目的でないか。

  犯罪事実は調査した証拠に基づいて書くのであるから証拠にないことは書かない。

  告訴事実は、読んでもらうために書くのであるから簡潔に書く必要がある。

 

4 年齢は必要な場合に限って書けばよい。

 刑法176条強制わいせつ罪・刑法177条強姦罪などは年齢が必要である。

 そのほかに刑法217条遺棄罪・刑法218条保護責任者遺棄 ・刑法224条略取誘拐罪・刑法248条準詐欺罪も年齢を書く。窃盗の被害者の年齢は必要ではない。 

 

5 使用する文字、数字、送り仮名について

 文字は一般に当用漢字を用いる

 猥褻・・猥せつ 虞れ・・おそれ  尋問・・尋問と書く

 数字も同様で壱 弐 参 拾も一 二 三 四 十 百 千 万となるべくやさしく書く。 

  五百六十七万8千九百六十五円というのは5、678、965円と書く。 

 

6 文字の改変と加除について 

 文字をインクで消したりえどって変えたりしてはいけない。信憑性が疑われる。

 文字を加えるときは、その箇所に押印して上部欄外に「加〇字」と書き字数を記載する。

 文字を削ったときは、その文字の上に縦線を2条引いて押印し上部欄外に「削〇字」と書き字数を書く。数行書き換えるときは、書き換えた方がよい。